Last Updated on 2021.8.24
※記事に一部内容の追加・変更をしました。(2021年2月1日)
キャンプで万能ナイフを使いこなせると「頼りになる人」になれます。周囲の人たちが困ったときにすぐに助けることができる人は、キャンプではヒーロー、ヒロインになります。なぜなら、キャンプはサバイバル術の一種だからです。キャンプで活躍できる人は、頼もしい存在なのです。
万能ナイフを直訳すると「軍用ナイフ」となりますが、万能ナイフを一度もみたことがない人がこの言葉を聞くと、「そんなに怖いものをキャンプ場に持ち込んで大丈夫?」と心配するでしょう。しかし、大丈夫です。万能ナイフは十徳ナイフ、アーミーナイフ、ツールナイフとも言われていて、その正体は「多機能ナイフ」や「便利ナイフ」で、爪切りがついているものもあるくらいです。
アウトドアでの小さな困りごとを次々に解決する、手のひらに収まる小型のナイフ、万能ナイフをご紹介します。
目次
多機能で場所を取らない!万能ナイフの魅力

万能ナイフとは、さまざまな機能が盛り込まれているナイフのことです。普通のナイフは、薄くて細長い金属の板の側面に刃(やいば)がついている切るための道具です。万能ナイフにもナイフはついていますが、それ以外にも次のような道具がついています。
・ハサミ
・プラスドライバー
・マイナスドライバー
・やすり
・コルク抜き
・缶切り
・ノコギリなど
これらが1本の万能ナイフに「折りたたまれて」収まっていて、このなかから必要な道具を本体から引き出して使います。ただ、多機能であることは万能ナイフの長所の一つにすぎません。もうひとつのメリットは、コンパクトであることです。万能ナイフの大きさは、手のひらにすっぽり収まる程度です。
もし、上記のアイテムを1個ずつ用意しようとしたら工具箱が必要ですが、万能ナイフならポケットに楽々入ります。
万能ナイフのいろいろな使い方
万能ナイフの使い方を紹介します。まず、ナイフですが、これはキャンプで料理をするときに、肉や野菜を切ることができます。キャンプでは、木や紐(ひも)などをちょっと加工したくなることがあり、そのときもナイフが便利です。ノコギリもついているので、木を切断することもできます。
万能ナイフのハサミはかなり小柄なので、大きくザクザク切る作業には向いていませんが、食材の包装袋などを切るときはかえってこの小ささが便利です。キャンプ道具には、意外にネジが多く使われています。万能ナイフが1本あれば、プラスネジでもマイナスネジでも対応できます。
ワインにはコルク抜きが、缶詰には缶切りが、王冠のビール瓶には栓抜きが必要ですが、それも搭載されています。キャンプで万能ナイフを使い始めると、「よくいままで万能ナイフなしでキャンプが成立していたな」と思うようになるでしょう。便利ツールというより必需品です。
万能ナイフのお手入れ方法
万能ナイフのお手入れをしないと、各ツールの可動部の動きが悪くなったり刃の切れが悪くなります。お手入れはついさぼりがちになってしまいますが、そんな方でもすぐに出来る簡単な万能ナイフのお手入れ方法3ステップをご紹介します。
ブラシで汚れを落とす
まず電子機器内蔵モデルは電池を外しておきます。そして万能ナイフを流水にあてながら、ナイフに収納されている各ツールを出し、可動部や隙間の溝をブラシでこすり汚れを落としていきます。ブラシは使い終わった歯ブラシがあれば便利です。
ぬるま湯につける
次にぬるま湯に浸けながら各ツールを出したりしまったりして、ブラシで取れなかった油汚れなどを落としていきます。滑らかに動くまでツールを動かすと、しっかり汚れが落ちます。
オイルを垂らす
万能ナイフをしっかり乾かしてから、最後に各ツールの可動部にオイルを垂らします。オイルはナイフのメーカーが出している専用オイルを使えば間違いありません。各ツールを何度か出し入れしてオイルをなじませます。
簡単ですね!ぜひこまめにお手入れして長持ちさせましょう。ナイフの切れが悪い場合は、砥石やシャープナーで研ぐことで切れ味を復活させることができます。
万能ナイフを持っていると銃刀法違反になってしまう?

「刃物を持っていると銃刀法違反で逮捕される」と耳にしたことはありませんか?しかし、万能ナイフをキャンプ場で使っても銃刀法違反に問われることはありません。銃刀法とは、「銃砲刀剣類所持等取締法」の略称です。銃砲や刀剣は凶悪犯罪に使われることがあるので、これらを所持するときに許可を得なければなりません。
万能ナイフのナイフ部分は刀剣に該当しますが、銃刀法の規制対象になるのは刃渡り6cmのナイフです。刃渡りとは、刃の部分でありモノを切ることができる箇所の長さのことです。したがって、刃渡り6cm未満の万能ナイフであれば、所持の許可を取る必要はありません。
家庭で使ったりキャンプに持っていったりする包丁の刃渡りは、20cm以上あります。また、刃渡り6cm以上のナイフが搭載された万能ナイフもあります。サバイバルナイフも刃渡りはかなり長いほうです。これらは銃刀法に違反していないのでしょうか。厳密には、銃刀法に違反するのですが、例外的に仕事や日常生活で使う包丁やナイフは、所持は禁止されていません。
したがって、刃渡り6cm以上の万能ナイフや包丁を理由なく(もしくは恐ろしい理由があって)街中で持ち歩いていれば、銃刀法に違反したり軽犯罪法に違反したりします。しかし、キャンプ道具を大量に積んでいる車でキャンプ場に向かっている途中であれば、その荷物のなかに万能ナイフがあっても、仮に警察にみつかってもとがめられることはありません。
ちなみに、刃渡り6cm以上の万能ナイフを業務でもなく正当な理由もなく持っていたら、2年以下の懲役または30万円以下の罰金に処されることがあります。したがって、万能ナイフはキャンプにしか持っていかないほうが無難です。
飛行機には持ち込むことができるの?
万能ナイフは、6cm未満のものであっても飛行機に持ち込むことはできません。万能ナイフどころか、飛行機には彫刻刀やヒゲ剃り用のカミソリも持ち込むことはできません。なぜなら、「こんなもの」でも十分ハイジャックができてしまうからです。
万能ナイフを持って飛行機に乗るときは、チェックインカウンターに申告して預け入れ荷物にしてもらいましょう。そうすれば到着先で万能ナイフを受け取ることができるかもしれません。
初心者が知っておきたい万能ナイフの選び方
万能ナイフも付いている機能の数はモデルによって様々で、正直どれを選んでいいのか、迷ってしまいます。これから紹介する3つの手順で選んでいけば、自分に必要な万能ナイフを選ぶことができます。
どんなシチュエーションで使うのか
まずはどんなシチュエーションで万能ナイフを使おうと思っているのか、想定しましょう。キャンプ、登山、釣りなどアウトドアの種類によっても必要な機能が変わってきます。
そのシチュエーションで必要な機能は何か
自分が想定したシチュエーションによって必要な機能が決まってきますが、まずは「これは無いと困る」という必要な機能を考え、次に「あったら嬉しい」機能を考えましょう。
どのくらいの大きさが理想なのか
大きさは持ち運びやすさに関わってきます。自分にとってどれくらいの大きさが理想なのか、を考えましょう。自分に合わない大きさだと、自然と持ち運ばなくなってしまい、宝の持ち腐れになってしまいます。
ここまで来たら、だいぶ絞られてきているはずです。あとは予算とデザインの好みで選んでいきましょう。愛着の持てる1本に巡り合えば、持って出かけるのも楽しみになります。
オススメの万能ナイフ8選
万能ナイフ1本あるだけで、キャンプの楽しさグッと上がります。使い勝手がよく所有欲を満たしてくれる厳選された「8本」を紹介します。

木材も切れるノコギリ付き:ビクトリノックス スイスアーミー7
万能ナイフといえばビクトリノックス、ビクトリノックスといえば万能ナイフといわれるほど、スイス国旗の白十字架のマークは万能ナイフの代名詞的存在です。ビクトリノックスの万能ナイフはさまざまなバージョンが販売されていますが、最初に紹介するのは「スイスアーミー7」です。
ナイフに6,000円というと「高い」と感じるかもしれませんが、万能ナイフ初心者でも、このレベルのモノを買っておいたほうがいいでしょう。万能ナイフを使うとき渾身の力を込めることがあるので、安い製品だと簡単に壊れてしまいます。スイスアーミー7なら余程のことがない限り壊れることはありません。
機能は次の16種類です。
ナイフ、つまようじ、ピンセット、ラージブレード、つめやすり、つめそうじ、プラスドライバー、マイナスドライバー、せん抜き、ワイヤーストリッパー、カン切り、リーマー(穴あけ)、ソーイングアイ、のこぎり、はさみ、キーリング
すべてを収納したときの長さは9.3cmで、重量は84g。女性や子どもでも気軽に使うことができるのに、本格的な作業にも対応できる優れものです。
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